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絞り優先モードを使う時は!
デジカメのプログラムモードには、
絞り優先モードがあります。
デジカメの絞りとは、
カメラの撮像素子
(フィルムのように像が写るところ)
に入る光量を調整するところです。
シャッタースピードとの関係で、
絞りが開いたり閉じたりしています。
シャッタースピードが速いと、
絞りは開いて光を取り入れようとします。
それでは、実際に「絞り優先」を
使うと何が出来るのでしょうか?
人物などの撮影では、
背景をぼかした
素敵な写真が撮影出来ます。
カメラではピントが合う範囲を
「被写界深度」
と言います。
絞りを開くと、
ピントの合う範囲が狭く(浅く)
なり背景がぼけやすくなります。
反対に、絞りを閉じると、
ピントの合う範囲が広く(深く)
なり背景までくっきり写ります。
人物のスナップで、
背景をぼかしたいときは、
絞りを開放に近づけます。
旅行などで、美しい景色や
建物を人物とくっきり
撮影したいときは、
絞り込んで撮影します。
その時に注意することは、
シャッタースピードには
気をつけましょう。
絞りを開放にするときは、
シャッタースピードは速くなります。
しかし、絞りを絞り込むと、
シャッタースピードは遅くなります。
スローシャッターのときは、
手ぶれに注意が必要です。
景色などの屋外は良いですが、
夕方や建物の中などの時には
しっかり構えて撮影しましょう。
条件によっては、明るい時でも
フラッシュをつけた方が
良い場合もあります。
デジカメは撮ってすぐに
結果が分かりますので、
いろいろと試して見て下さい。
しかし背景のボケ味はなかなか
コンパクトデジカメでは、
良い感じにはなりにくいです。
理由はレンズにあります。
コンパクトカメラのレンズは
一眼レフに比べて焦点距離が短いです。
それに撮像素子(イメージセンサー)
が小さいために、広角レンズで
撮影しているような感じです。
そのために「被写体深度」が
深くなりますのでボケにくくなります。
難しい理論はともかく、
コンパクトカメラでも
明るいレンズのカメラなら
ボケ味はでます。
絞り優先で開放にして撮影しましょう。
いろいろ試してみて下さい。
撮ってすぐに液晶モニターで
確認できますので、
楽しみながら撮ってくださいね。
良い写真が撮れたら、
デジカメプリントで写真にしてくださいね!